パワーストーンイメージ

天珠のパワーストーンで結婚できました

26歳になった頃、私はこれからの人生に悩んでいました。
仕事もないし、彼氏もいないから結婚もまだまだ遠そう。
好きな人はいるけど、きっとうまくいかないのだろうなと、いろいろなことをあきらめていました。
夏休みに妹と出掛けた先で、パワーストーンを扱うお店の前を通りかかりました。
もともとそういったスピリチュアルなものには全く興味もなく、信仰心もない私でしたが、その時は藁にも縋るおもいだったのでしょうか。
ついふらりと店内に足を踏み入れてしまったのです。
店内にはありとあらゆる石がありました。
色とりどりのそれらは、仮に期待される神がかった効果がなかったとしても、それだけで美しく神秘的な魅力を感じさせるものでした。
数ある石のなかで、ふと目にとまった棚がありました。
それが天珠との出会いです。
青い不思議な光を放つそれにすっかり魅了された私は、まあ御守り程度にといった気持ちでそれを購入しました。
ふだんなら考えられないことです。
しかし不思議なもので、御守りを身につけているという安心感からか私は毎日悩まされていた憂鬱な気持ちから少し解放されたような、そんな気分になっていきました。
これと言って特別良いことがあったわけではなかったのですが、気分が少しずつ明るくなっていったおかげか周囲の人たちとの関係も良好になり、外出する機会も増えていきました。
毎日がちょっとずつ色めきだしたのです。
すっかり寒くなった12月、友人の誘いで都内の音楽イベントに参加しました。
女だけでいたためか男性陣に声をかけられ、でも私なんてお呼びでないだろうと端の方でおとなしくしていました。
しかしそんな私に気を遣って話しかけてくれた男性がいたのです。
それが、運命の出会いでした。
あまりにも緊張していた私は連絡先を交換しただけでその日はあまりお話出来なかったのですが、後日彼からお誘いがあり食事に行くことに。
程なくお付き合いすることとなり、こんなにトントン拍子に上手くいっていいものかと自分でも怖くなったくらいでした。
が、結局その彼とは翌年の夏に入籍しました。
今思うと、あの天珠を身につけて以来私の運気がガラッと変わったのかなとおもいます。
彼と私を引き寄せてくれた青い石を、私は今でも大事に身につけています。

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